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土地売買契約チェックポイント

Posted 2023年11月13日20:00

土地を購入する際に交わされる土地売買契約書。不動産の売買は高額な契約になるので、安心して取引ができるようにすることが目的です。今回は、土地売買契約書の確認ポイントをご紹介します。難しい用語が並ぶ契約書は読みたくない!となるけれど、あとで後悔しないように一緒に見ていきましょう!

✓契約の際に必要なもの

まずは、契約の際に持っていく物を見ていきます。スムーズな契約のためにも、これらの他に必要なものがないか事前に確認しておくことも忘れないで。

本人確認書類 運転免許証・健康保険証など本人確認ができるもの

印鑑 ご夫婦で購入する場合は各自の分が必要

契約手付金 購入金額の10%が目安

印紙代 購入金額が1000万円超え5000万円以下の場合、1万円(※印紙税軽減措置適用後)

✓土地売買契約書の記載内容

土地売買契約書には以下のようなことが記載されています。契約金額に間違いがないか、支払期限についても確認しておきましょう。年度の途中で土地を売買した場合、固定資産税などは売主と買主の間でそれぞれ所有期間によって精算されるのが一般的です。しかし、法律で決まっているわけではないので事前に不動産業者に相談するといいでしょう。

売買物件の表示 土地の所在や面積など

売買代金や手付金の額、支払日 土地の価格、手付金の額や支払期限について

所有権の移転と引き渡し条件 所有権の移転と引き渡しの期日

土地の実測および土地代金の精算 登記簿面積と実測面積が違う場合の代金の精算についての取り決め

契約不適合責任について 土地が契約内容に不適合な場合の契約解除などの取り決め

危険負担 地震や台風、火災などで引き渡しができない場合の取り決め

費用の負担 契約書に貼り付けする印紙税などの費用について

公租公課(税金)の精算基準 固定資産税などの負担、精算に関するルール

契約違反による解除 契約解除の場合の説明と取り決め

ローン特約について 住宅ローン審査が通らない場合の契約解除の取り決め

✓トラブル回避のための確認事項

無用なトラブルは避けたいものです。以下の点に注意して、疑問点があれば契約前に質問しておくと安心です。

お金について

・売買代金、手付金、支払い時期の確認

・手付金は売買価格の10%が一般的な目安

・解約があった場合の手付金の返却条件

・登記面積と実測面積が異なる場合の精算基準

Point 金額や条件は要確認!

解約について

手付金の放棄による解除 解約手付に該当する場合

契約不適合責任による解約 売買契約する土地が契約の内容に適合しなかった場合

危険負担による解除 地震や水害などが引き渡し前に起きた場合

契約違反による解約 契約書に書かれている事項が守られていない場合

Point 不測の事態に備えて、不利な条件にならないようによく内容を確認しておきましょう。

さいごに

契約書類は重要事項が多く、契約時にすべての内容を把握・理解することは大変です。そこで事前に内容を確認させてもらうことをおすすめします。その際、疑問に思ったことはどんどん質問しましょう!

土地を購入したら、いよいよ建築計画も本格的に始まりますね。気持ちのいい取引をして、初めの大きな一歩を踏み出してください。