不動産のこと
REAL ESTATE
失敗しない物件選び ポイント解説編
物件選びの際、希望や要望が多くて悩まれている方も多いのでは?気に入らないからといって、簡単に買い替えるわけにもいかないし、物件選びは後悔したくないですよね。
①ライフプランを考える
意外かもしれませんが、まずはライフプラン(人生設計・将来設計)を考えることです。どんな家にしようか、どこに住もうか。家のことだけを考えると、理想の思いがふくらんできます。しかし長い人生において、お金が必要な場面は家だけではありません。教育資金や老後にも大きなお金が必要です。
物件選びの際は、南向きのリビングに開放的な大きな吹き抜けがほしい、玄関にはファミリークローゼットがほしいなど、間取りや日当たり、建物の希望を思い浮かべがちですが、まずはどのような暮らしがしたいかをしっかりと考えることが大切です。
現在の暮らしから将来の暮らしまで家族の成長とともに変化していくライフステージやライフスタイルの計画も重要なポイントですね。
将来の暮らしは、「運転免許の返納後も快適に暮らせるか」や「間取りの変更は可能か」など、長期的な目線で住まいの計画を立てましょう。
②無理のない資金計画 無駄のない予算計画
これからどのような人生・暮らしにしたいか、何を重要とするかが見えてきたでしょうか。おおよそでも決まると、そのためにマイホームにはいくらかけられるのかが見えてきます。この資金・予算計画を考えることがとても大切です。
ライフプランが決まったら、マイホームにかける予算を考えましょう。
注意したいのが、マイホームを購入する際にかかるのは、物件価格だけではありません。「ローン経費」や「火災保険」、「登記費用」など必要な諸経費は書き出しきれないほどです。まずは、全体の予算を把握することが大事です。
また、住宅ローンを利用する際は、借りられる額ではなく無理なく返済できる額を借入することが大切です。教育費や住まいの修繕費も考慮した上で、余裕を持った計画が安心ですね。
③優先順位を決める
想定したライフプランから見えてきた希望・理想を、立てた資金・予算計画を元に優先順位を決めます。この希望・理想を考える考えるときが一番楽しいですよね。
自分たちの望む条件をすべて叶えることは難しいですが、まずは家族の希望・理想を具体的にまとめて書き出してみてください。
例えば、「実家や職場へのアクセスがいい」や「○○校の校区で」、「郊外の広めの土地がいい」など様々な希望があるはずです。
想定したライフプランと予算に合わせて優先順位を共有します。
間取りや設備は変更ができますが、立地や周辺環境は変えられないので、まずは住まいの環境について家族で話し合ってみましょう。
④物件のエリアを検討する
ここでようやくエリアの検討です。やみくもにどこに住みたいかを考えるよりも具体的になったと思いませんか?検討している場所がハザードマップで見ると、どんな土地なのか。これも忘れてはいけません。
優先順位を決めて家族で共有した住まいの環境から具体的に物件のエリアを考えます。現在だけでなく将来のライフスタイルも想定したエリア検討が重要です。
交通の便がいい、子育ての環境が整っているなど、様々な条件が検討材料に上がると思います。例えば、幹線道路の近くは交通の便はよいが、排気ガスや騒音が気になってしまったり。また、ハザードマップによる災害情報も欠かせませんね。
さいごに
今回は、物件を選ぶ際に考えるべきポイントを解説しました。無理、無駄のない資金・予算計画の範囲内で自分たちにぴったりの物件を選びたいですね。