不動産のこと
REAL ESTATE
不動産広告 要チェック項目5選!
マイホーム計画の第一歩として、インターネットやチラシで情報収集をされる方も多いと思います。
不動産広告
今回は、皆さんに不動産広告でチェックしてもらいたい5項目をピックアップしてみました。
まずは、都市計画区域です。「市街化区域」と「市街化調整区域」はよく似ている言葉なので、どっちがどっちだっけ?をここでおさらい。
①都市計画区域
「市街化区域」か「市街化調整区域」かをチェック!
都市計画は、無秩序に町が広がらないように、一定の基準に基づき建物の建築などを制限しています。具体的には都市計画区域を2つに区分し、すでに市街地になっている区域や市街地にしていく区域(市街化区域)と、市街化を抑える区域(市街化調整区域)が定められています。
「市街化調整区域」の場合
原則建物が建てられないため、格安物件には特に注意!住宅用に開発許可を申請した宅地分譲用地は問題ないのですが、宅地以外の地目の土地や再建築不可の土地もあるので安いからと飛びつくのは危険です!
②建ぺい率
建ぺい率とは敷地に対する建築面積の割合のことです。日照や通風、防災などの観点からゆとりを持って建てるようにと建築基準法で定められています。
例えば、50坪の敷地に建ぺい率60%の場合、建築面積は50坪×60%=30坪までOK
③容積率
容積率とは敷地に対する建物の延べ床面積の割合のことです。建ぺい率と同じように住環境を保つほかに、地域の人口過密を防ぐ役割を持っています。建物とインフラのバランスを保っているのですね。
例えば、50坪の敷地で容積率80%の場合、延床面積は50坪×80%=40坪までOK
④私道
私道とは個人または団体が所有している土地を道路として使用している区域のことです。公道と私道は、見た目では分かりません。自治体へ行って確認するか、「公図」という図面で調べることができます。後々もしかしたら、土地の価値が変わるかもしれない大切なことです。
私道の注意点
①原則として、土地所有者の許可がなければ通行できません。
私道持分:私道に接している所有者が各々道路に対し持ち分(所有権)がある場合を除き、通行承諾が必要となります。
②維持管理・整備等は自己負担です。
塗装が傷んだ場合などの補修費用は所有者の負担となります。
③固定資産税の対象となります。
私道持分は個人所有のため固定資産税を納めます。
⑤設備
ここでの設備は、上下水道・ガスなどのライフラインのことです。安い土地だと思って飛びつくと、給排水の引き込み工事が必要だったということもあるので慎重に!
さいごに
物件選びはマイホーム計画の第一歩!ついつい立地・広さ・価格などを優先で考えてしまいがちですが、要チェック5項目を物件選びの参考にしてください。