銀行のサイトで、事前審査もサクッとできる時代になりました。返済シミュレーションは、簡単に借入額の目安が分かるから便利ですよね。しかし、気軽にできる分、注意したいこともあります。

借りたい金額から

返済シミュレーションで、借りたい金額から借入額を調べても、まずいくら借りたらいいのか分かりますか？　この金額で買えそう！と思っても、家を建てた後にかかるお金は入っていないこともあります。家にかかるお金は建物金額だけではないので注意が必要です。

月々の返済額から

月々の返済額から借入額を調べて、毎月返せそう！と思っても、それは「今の生活費」のままでの話かもしれません。将来、子どもが生まれたら？　もし、転職したら？　暮らし方が変わったとしても、返していける金額を確認してください。

現在の収入から

現在の年収から借入額を調べて判断するのがいちばん危険です。よく「年収の〇倍まで借りられる」という基準を見かけますが、生活スタイルは人それぞれです。年収だけでなく、毎月どんな風にお金を使っているかも確認して借入額を決めてください。

借りられると返せるは違う

「この金額まで大丈夫ですよ」と言われると、それが正しいような気がしてきます。返せない額ではないけれど、”安心して返せる額”とも限りません。くれぐれも、すすめられるまま借りるのだけは避けてくださいね。

大事なことは

「買える」「借りられる」だけでなく、家を「持ち続けられるか」も大事です。返せる額で、無理せず、安心して暮らせるあなたのペースを大事にしてください。