お金のこと
MONEY
家づくりの予算計画 整えたい5つのこと

家にかかるお金も、子どもの教育費も、いつかはかかる老後の資金も、本当は全部「暮らし全体のお金」です。家づくりのお金も生活と切り離さずに考えてみませんか?
1.家計と将来設計
まずは「わが家のお金」を見える化するところから始めましょう! 毎月の家計だけでなく、将来も含めた暮らしを想像してみることが大切です。今の収支だけではちょっと不安なので、以下のことを確認してみてください。
・月々の収支のバランスは大丈夫か
・教育・老後に向けた貯蓄はどのくらい必要になるか
・働き方の変化はありそうか、その見通し
2.理想の暮らし
理想の間取りを考える前に、どんな暮らしがしたいかを考えて、それを家族で共有することが大切です。大事なものを軸にして、優先順位をつけて残したいものを選ぶようにしましょう。家族で共有するときは言葉+写真で伝えると、ちょっとしたニュアンスの違いで、行き違いがなくなるのでおすすめです。ここでは、以下のことを確認してみてください。
・どんな毎日を送りたいか
・家づくりにおいて、ずっと叶えたかった夢は何か
・家族で一緒に家でどんなことを楽しみたいか
3.総予算を想定
土地と建物だけでなく、諸費用や家具、引越し費用なども家づくりにかかるお金です。今の段階でも、ざっくりと考えておくことが大切です。ここでは、特に以下のことを確認してみてください。
・土地・建物・外構費用はどのくらいになりそうか
・登記費用・住宅ローンの手数料、火災・地震保険はどのくらいになるか
・家具・家電・カーテンなどの予算はどのくらいになりそうか
これらのことを考えておくだけでも、予算=建物代にはならないことが分かりますよね。
4.借入額は返せる額
さて、ここまで考えてきたお金の中から家づくりに使えるお金を考えます。無理のない資金計画が大切です!これだけは覚えておいてほしいのが、借入額は借りられる額ではなく、返せる額で考えること。今だけでなく、将来的にも無理なく払っていけるような借入額を検討しましょう。ここでは、以下のことを確認してみてください。
・自己資金はどうする予定か、住宅ローンは?
・月々の返済に無理はないか
・繰り上げ返済は将来的にどうする予定か
5.生活とのバランス
忘れがちなのが生活費とのバランスです。大切なのは家だけではありません。これから続く暮らしも大事です。ここでは、以下のことを確認して、暮らしが苦しくないラインを知っておくだけでも安心につながります。
・固定費に見直しの余地はないか
・暮らしを楽しめる余裕はあるか
・子どもの教育費などお金がかかりそうな時期に重なりはありそうか
暮らし全体を見渡して計画すれば、不安も小さくなり、安心して家づくりを進められます。大切なのは、月々の収支のバランス、今と将来のバランス、家づくりと生活のバランスです。まずは「お金の見える化」から始めてみましょう。ひとつずつで大丈夫です。家づくりの小さな準備を今から始めてみませんか?