建築のこと
ARCHITECTURE
注文住宅工事請負契約書 確認ポイント
工事請負契約書は、ハウスメーカーや工務店と交わす契約書のことで建築請負契約書とも言われます。今回は、工事請負契約締結時に注意するポイントを見ていきましょう。
確認ポイントは以下の6つです。
まずは、工事請負契約書の構成と記載項目についてご紹介します。会社によっては何十枚もの書類になるので気が遠くなるかもしれませんが、確認するポイントを知って不当な契約とならないようしっかりと目を通しましょう。
建築工事は間取りプランを見て進んでいきます。「見積書に入っているのに間取りプランに反映されていない」ことのないように、しっかり確認しておきましょう。また、建築確認申請後のプラン変更は追加費用や着工の遅延につながります。迷っている箇所がある場合は、契約前にしっかり伝えておきましょう。
工事スケジュールの確認もとても大切です。特に、引渡日は現在住んでいるアパート等の退去連絡にも関わることなので、引き渡しが近付いてきたら忘れずにもう一度確認するといいですね。
請負代金の総額に間違いがないか確認しましょう。つなぎ融資を利用しない場合は、住宅ローンの融資実行が建物完成時となるため自己資金の用意が必要です。
保証やアフターサービスについても確認しておくといいですね。
その他として、キャンセル時とローン特約についてご紹介しておきます。キャンセルするようなことにならないのが一番ですが、万が一を考えて確認しておきましょう。
工事請負契約書のことは、建築計画が進んでいくまで気にしないことかもしれません。しかし、契約事というのはどんなものでも非常に大切で、簡単にはやめられないものです。契約してから後悔のないよう、今回の記事が役に立ちますと幸いです。