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建築のこと

ARCHITECTURE

台風に備える家づくり 押さえるべき5つのポイント

Posted 2024年08月27日20:00

台風シーズン到来!住まいを考える段階からできる対策をまとめました。

お盆休み中、関東では台風が到来しました。不安な日々を過ごした方も多いと思います。今回は住まいにできる防災を考えてみました。これからの台風シーズンに備えて、今からできることもあります!

1.適切な土地選び

ハザードマップを活用して、地域の災害リスクの把握が重要です。周囲の危険個所を理解し、適切な対策をする準備をしましょう。台風による浸水痕跡を見られるサイトなどでチェックすることができます。

2.強風に強い設計を

風の流れを考えた建物の形や地域ごとの風速に合わせた耐風設計をし、耐風性能の高い窓やドアを選ぶことも大切です。風による揺れや振動に耐える構造にするのもいいですね。

3.水害対策をしっかりしましょう

災害リスクの高い場所では地盤の高さを調整し、基礎高さを確保するのも有効です。地域の降雨量に基づく適切な雨どいの設置や地下室を作らないなどの対策も有効です。家の周囲に適切な勾配を設けて水がたまるのを軽減するのも忘れないで。

4.外装材の選定

屋根や外壁の耐久性・耐風性は重要です。強風や飛来物に耐えられる材料を選び、接合部の防水は確実に行ってください。これは台風に関係なくとも長期にわたり安全な住まいを維持できます。

5.非常用備品の準備

非常用備品の収納場所を住まいづくりの段階から準備します。リビングや寝室の近くなどいざというときすぐ取り出せる場所に置けるといいですね。あらかじめ非常用備品専用の空間を作ってもいいかもしれません。