建築のこと
ARCHITECTURE
省エネ住宅 種類と認定基準
長期優良住宅の認定制度が始まって久しく、そのときの省エネ基準から引き上げられています。
一次エネルギー消費量とは、化石燃料や原子力燃料、水力・太陽光など自然から得られるエネルギーを「一次エネルギー」といい、これらを変換・加工して得られるエネルギー(電気・灯油・都市ガスなど)を「二次エネルギー」と言います。建築物では二次エネルギーが多く使われており、それぞれ異なる計量単位(kWhやMJなど)で使用されています。それらを一次エネルギー消費量へ換算することにより、建築物の総エネルギー消費量を同じ単位で求めることができるようになります。
これから新築住宅の標準になると言われているZEH住宅。その水準で建てると住宅ローンの控除額も大きく違います。
省エネ基準適合住宅、こちらは令和7年には最低ラインの省エネ基準になってしまいます。詳しくは、建築のこと「ZEH住宅ってどんなおうち?」でお話していますので、ぜひそちらもご覧になってください!
その他の住宅は、省エネ基準に適合しない住宅のことです。令和5年の現在では住宅ローン控除の対象になっていますが、令和6年になった途端、控除が受けられなくなりますので注意が必要です。そして省エネ基準が上がり、令和7年にはこの基準の住宅は建てられなくなります。
いっぱいありすぎて、何がなにやらですよね。省エネなのは共通ですが、長期優良住宅は良好な住宅を長きにわたって使用するために評価基準が多岐にわたっていたり、ZEH水準省エネ住宅はエネルギーに特化していたり、低炭素住宅は都市部の二酸化炭素の排出を抑えたい。これら省エネ住宅は、住宅ローンの控除額の違いも大いに気になるところですが、ご自身がどのような住宅を建てたいかを考える基準にもなりそうですね。